ポルノ映画館

この前の土曜日にこれも人生経験と思いポルノ映画館に行ってきたのですよ。

会社の近くのラーメン屋に行った帰りに見つけたのですが、外からでも丸見えのおっぱい丸出しポスターが張り出されていた所でした。

上映時間が会社の営業時間とモロかぶりだったので休日に一人で行ってきました。
会社のやつと一緒に行こうと言ってはいたけど当日に何か予定ができたらしいです。本当かどうかは知りませんが。

んで結局一人で潜入。
上映本数は3本、1本1時間の作品。午後9時ぐらいで終わりみたい。
地下にある映画館で、地下に下る階段には今上映されているポルノ映画や今後上映する作品のポスターが張られていました。上映されているものは割と熟女ものばかりで2週間後に上映されるものが好みのものだったので入るか迷ったのですが先延ばしにしても興味薄れるだけだったので入りました。
とりあえず「美肉さそい」とかいうのに当たりつけてチケットを買うことに。

後から知ったんですが一つのスクリーンで延々と3本の映画をループで流していて「この作品をみるためのチケット」というよりも「劇場に入るチケット」という役割らしく、一回入ってしまえば3本すべての作品を見れるシステムでした。しらなんだ。

その入場チケットが900円。
買うときにそんな説明をしていたのですが、正直ほかの作品はそんなに興味なかったので近くのスタバに行ってコーヒーでも飲んで時間潰していました。
時間になったので再度突入。場所が場所だけにそんなに人と話さないで良いようにスムーズにチケットを購入して中に。両開きのドアに気づくのにドアの認識に戸惑った。いつも蝶番の認識してからドアノブ探すんだけど無くて焦りました。

入ってみると中が真っ暗でスクリーンの光と足もとの光だけだったので空間を認識するのに戸惑う。
あんまり怪しまれない程度のゆっくり歩きで中の方まで入っていくとある程度の認識はできてきた。
右手手前にスクリーンがあって右側に席が、そして左手側に斜めから見れるように席が配置されているところまで認識できた。
映画を見ていると入ってきた人が解る作りになっている感じかな?
見ている人たちの顔の認識まではできなかった。というか見てる人の顔とか興味ないし。でもある程度の人の数は解って、思いのほか人がたくさんいた。20~30人ぐらいはいたんじゃないかな。半分の席埋まるぐらいはいたかも。
とりあえず開いている通路側の席に座った、背もたれが異様に倒れ込む席だった。リクライニングシートって行った方がいいかな。結構後ろまで倒れ込む形になるので後ろに人がいないか確認、そのときに自販機や喫煙スペースまであることも解った。

人はいなかったので背もたれに自分の背中を預けてさっそく上映している内容を見ることに。
見る予定の「美肉さそい」はまだ上映していなく、その前の作品で名前は覚えてないんだけど終盤で幽霊姿で女の名前を叫んでいた。イミワカランデスネ。

終わりも終わりぐらいだったらしくフレームアウトしていきました。劇場が暗いままで次の作品に移るようですね。そんなときに通路から自分の前を横切って隣の席に座る男性の方がおられました。
ほかにも席は開いていた感じかな?
特に気にせず前のスクリーンに映し出されるものを見ることに。

すぐに作品が始まり、バーのカウンターらしいところで女同士でなにか会話をしていたと見ているといきなりのディープキスを始めていました。と同時になにやら左足の太ももに感触が。荷物か何かがあたったのだろうと嫌がるそぶりをして何故ディープキスなんぞしているのかと注意深く見ていました。
いやー、なにかよくわからないし近くでディープキスの現場見てる女の人がうらやましそうな目で見ているしこんな感じなのかーと思っていると何か様子がおかしい。

前の席の人の頭が異様に隣に近づいている。

スクリーン全然見てないよねってほど頭を横に向けている。
っていうか隣にも人いるし頭近すぎるよね、と気になる状況。頭近づけられている人はなんか手を座席の後ろ側にまわしていて何か悶えている?ん?
とここで太ももにあった感触を思い出して「あの感触は手でなでられていた感触だったのでは?」と言う疑問が頭の中によぎってきました。
不振に思い始めたので少しずつ顔を左側に向けていくも怖くてなかなか見れない。30ぐらいで帽子をかぶっているような...?
あまり顔を見ているのを感づかれるのも怖いのでスクリーンの方に向き直って恐怖感からか体が少しずつ硬直していくのが解りました。

そんな中前の席の人の頭は隣の席の座席に少しずつ顔を埋めていく、と言いますか、なんというかまぁ、隣の人の股間に顔を埋めていく形で、左斜め前の方でも異様に頭が近い席あるし、ああもう、

そこは男の一物を男が処理することを好む人たちが集まるハッテン場ということに気づきました。

それに気づいてしまったので一刻も早くその場から離れたい、というかそういう目で見られたのか、入って5分もたってねえぃしと思っていてもなかなか席を立ち上がることもできずスクリーンの内容を見て現実逃避を始めようかなという段階でした。
心臓の鼓動が強くなり恐怖とこのあとの決断をどうするかというので全然内容が頭に入ってこず、硬直していました。

そのことに気づいたのかなんなのか、隣に座っていた30ぐらいの帽子をかぶっていた男性が席を移動していきました。
その安心からか次第に体が起き上がれる状態にもっていけました。
すぐに出るか、いやしかしすぐに出るのもそれはそれで勇気が必要でありまして、隣の30ぐらいの男性は一度嫌がったらすぐにやめてくれたのでそんなに悪い人ではなさそうだしそこまで危険ではないのではないか、というかそんなにそっち系の人たちはそこまでいないんじゃないかとかとか、少々頭が混乱していたこともあってかとりあえず一人席の所に移動。
しばし、平常を取り戻すために落ち着くことに。

劇場に入って左手側、斜めの席でちょうど一人席が開いていたのでそちらに移動。隣に人は座らせない。
少し落ち着きつつほかの席の様子を伺うと「あー最中なんだな」というのが解ってしまうほどにあっちでもそっちでも。なんというか、隠す気が無いというか。。そういう場所なのか。。
スクリーン上では女性が喘いで自慰行為をしている画面を見ながら目の前では男同士で自慰行為をしている状況というのがなんとも非現実的で自分はいったいどこにきてしまったのか、これが現実なのかと疑い始めて次第に感覚が麻痺してくるようなこの感覚。怖い。恐怖。

どうやら自分が座っている席の後ろにも扉があるらしく人が出入りしている様子。というかお前ら席移動し過ぎだろ、というぐらいに移動する人多数。後ろの扉を確認する余裕はもう既にありませんでした。

スクリーン上でバスルームのシーンに突入して真っ白い光が映し出され、劇場がほんの少し明るくなっている時に、スクリーンの映像を見ることもせず、スクリーンの横に立って客席の人たちを眺めていた人がいたことが強く思い出に残っています。品定めしていたのでしょうか。。

しばらく立ってこのままここに居てはだめだと席を立とう、しかし迂闊に動くのも怖いぞと思っていた矢先に

「くちゅくちゅくちゅ!!」

颯爽と席を立ってそのまま入ってきた両開きのドアまで競歩で向かい、ドアを押しのけ階段を上がり外に出ました。ドアあけたときにチケット買う場所にリポビタンDが並んでいた光景が目に入ったのがもうそういうことに使うというのがありありと想像できてしまいますね。

外に出てしばらくは後ろを振り返ったりすれ違う男性が恐怖でしか無い状態。まるでアニメやドラマの女子高生の女子のような気持ちがわかりました。あーこれは怖いな。

精神を落ち着けるために近くの公園に向かい小さな子供たちを眺めて安らぎを得ていました。
今はもう大丈夫かな。

差別どうこうというわけではなく、知らないで入ってしまったし、初めての体験である「男同士の自慰行為をしているところを生で感じる」というのが衝撃的すぎて恐怖を感じていました。ネットでの知識だとあんまり役に立たない。


あああもういいやこの話はおしまい、もう寝よう。